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奈良県の北部に位置する大和郡山市(やまとこおりやまし)は日本有数の金魚の産地で、
愛知県の弥冨、東京都の江戸川※と並んで日本の金魚3大産地と呼ばれています。
※現在は江戸川の代わりに熊本県の長洲を含める説が有力
マンホールなど市内の至るところに金魚のモチーフが使われており、
中でも毎年8月に開催される「全国金魚すくい選手権大会」の全国大会は
毎年大きな盛り上がりを見せています。
(2021年8月22日に開催予定だった全国大会は新型コロナ感染拡大防止のため中止となりました。)
TEXT:MARUWA
大和郡山市と金魚の歴史
金魚の歴史は長く、今から2000年前に中国で野生のフナから突然変異で生まれた
赤色のものが発見され、自然淘汰や品種改良の末、現在の金魚に至っています。
日本にやってきたのは室町時代で、当時はその物珍しさから上流階級の観賞用として
楽しまれていましたが明治時代ごろから庶民の間に定着し、親しまれるようになりました。
大和郡山市では江戸時代末期に大和郡山藩主柳澤保申(やなぎさわやすのぶ)の援助があって
養殖がさかんに行われ、加えて養殖池の水質が金魚の飼育に適していたことから産地として発展しました。
上手にすくうコツ
誰もが一度は小さい頃に金魚すくいをしたことがあると思いますが、
いきなり上手に何匹もすくえる人は少ないと思います。
大和郡山市のホームページに上手にすくうコツが掲載されているのでご紹介します。
• 和紙を貼ったすくい網、これを一般に"ポイ"と呼びます。
• ポイに表裏がある場合は、フラットで水が溜まらない方を上にして持ちます。
• ポイは最初に水に入れて、全部濡らします。(部分的に濡らすとそこから破れる)
• ポイを水に入れるときは、斜めから入れて水の抵抗を少なくします。
• 水の中では平行移動を心がけましょう。
• 金魚をすくうのは頭から迎えにいきます。
• このとき、金魚の尾っぽは乗せないようにします。(尾で紙を破られることがある)
• そして、斜めにポイを引き上げ、ボールの中に金魚を運びます。
夏はもう終わりに近づいていますが、金魚を見て涼しげな8月をお過ごしください。
出典:大和郡山市ホームページ https://www.city.yamatokoriyama.lg.jp/