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家賃ってそもそもなぜ違うの?
更新日:2022年10月23日
家賃はそもそもなぜ違うの?
家賃ってそもそも何故違うのでしょうか。
探す方からすれば家賃が建物毎で違ったり、同じ建物でもお部屋によって違うのは何で?って思われるかたもいらっしゃるでしょう。
家賃が違う理由を考えていきましょう。
お部屋によって家賃はバラバラ
家賃とは、さまざまな条件下のもとで決定されます。家賃と言っても借主が貸主(または、管理会社)に支払うで全てが終わるわけではなく、貸主はそのお家賃を建築費や購入費用に対してのローン返済や維持費、将来的な改修などの費用に当てなくてはなりません。「積算法」と「賃貸事例比較法」など算出方法はございますが今回は「賃貸事例比較法」よりで見てみましょう。
設備
一概に設備と言っても多くの設備があります。
まず、建物設備を見ましょう。奈良県は低層の住宅が多くエレベーター付のマンションはほとんど駅前くらいになります。4階以上のマンションの場合、エレベーターが付いているのか。オートロックや防犯カメラなどのセキュリティ面はどうなっているのか。近年では、宅配BOXが共用部に設置されているかなどの付加価値も考慮されます。
また、室内設備ではインターホンはTVモニター付なのか、エアコンが設備として付いている、キッチンはシステムキッチンでコンロは何口のコンロなのか。バスとトイレはセパレートタイプ?、独立洗面化粧台の有無や種類、浴室に追い炊き機能や浴室乾燥機などがついているのか。収納の量、バルコニーの有無などが考慮されます。
立地
立地条件とは、賃貸の重要の有無によって異なってきます。よく駅近は高く、離れると安くなる。と言われます。「駅近」と言う立地条件は、おおよそ10分前後が「駅近」と言われます。その駅近でも駅によって価格は変わってきます。そこで重要となるのが「公共交通機関」、各駅停車の電車しか停まらない最寄り駅と急行などが停まる駅では価格が変わってきます。奈良県内で言えば「大和西大寺駅」「近鉄奈良駅」「新大宮駅」「学園前駅」「生駒駅」「近鉄郡山駅」「大和八木駅」「橿原神宮駅」「五位堂駅」などが急行停車駅などがあります。(一例です)
その駅の周辺にどのような施設や特徴があるのか。により更に家賃が変わってきます。
また駅から離れた立地でもそこに需要があれば需要があまりない所とでは家賃に差が生まれます。本当に需要が全くない。と言う場所には賃貸住宅はあまり建ちません。
広さ
1R(ワンルーム)トイレとお風呂が一緒のタイプで約20㎡までが多く、1K(ワンケー)でトイレとお風呂が別のタイプで約30㎡前後が多くなっております。
1LDKで30㎡後半から50㎡までが多く、2LDKで60㎡前後となってきます。広さによって部屋数も違えば収納の数、広さも変わってきますので同じ間取、同じような立地でも広いお部屋の方が少し高くなるのは当然ですよね。
購入費用
貸主が賃貸住宅の所有者になるきっかけはさまざまです。相続で受け継いでいる方もおられれば、空地に新しく建築したと言う方、土地から購入した方もいらっしゃいます。
空地に新しく賃貸住宅を建てた場合、建築費用を家賃収入から返済しなければなりません。土地購入から建築した方はその両方を返済しなければなりません。
また、建築した建物の構造や付帯設備などで建築費は変わってきます。
上記のさまざまな理由により周辺の相場を見ながら家賃を決めていきます。その結果が相場より安くなることもあれば高くなることもあります。
奈良県内では、生駒駅や学園前駅の家賃が高かった印象ですが近年「大和西大寺駅」の駅前開発が進み家賃が上昇傾向となっており生駒駅や学園前駅より新築相場が上がってきております。
1回乗り換えを挟んだり、各駅停車駅にするだけでもお家賃が変わってきます。
お部屋探しの際にお家賃を少しでも抑えたい方は考慮していただいても良いかもしれません。