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賃貸保証会社ってなに?
|賃貸保証会社ってなに?
賃貸保証会社は、賃貸を運営する賃借人や賃貸人、管理会社にとって重要な役割を果たしています。
その賃貸保証会社の役割やメリット、デメリット、費用面などを理解するには、まずその存在の背景や時代背景について考えていきましょう。
企画部H.M
奈良県生まれ、奈良県育ち。不動産歴15年の賃貸営業を10余年してきたました。一人暮らしのお部屋探しから新婚様の同居部屋など数多くのお部屋探しをお手伝いさせていただきました。趣味としてカメラを3年前に始め奈良をはじめ、周辺の観光スポットなどを訪れております。
賃貸保証会社が登場した時代背景
日本の賃貸市場は、経済の変化や社会の構造変化に伴い常に変化しています。
特に、都市部では地価の高騰や住宅需要の増加などにより賃貸住宅への需要が高まります。ただ、賃貸市場におけるリスク管理は賃貸人にとって重要な課題です。
賃貸人のとってのリスクとは
・賃借人の家賃滞納
・上記に伴う督促業務
・退去時の原状回復
などがあげられます。
このようなリスクが顕在化したことにより賃貸保証会社が登場しました。
賃貸保証会社の役割とは
賃貸保証会社の主な役割は、賃貸契約におけるリスクを補償することです。
具体的な役割は以下の通りです。
1.家賃の滞納リスクの補償: 借り手が家賃を支払わない場合や滞納した場合、保証会社が代わりに支払います。これにより、賃貸人は家賃収入の安定性を確保できます。
2.損害補償: 賃借人が物件に損害を与えた場合、保証会社が修復費用を補償します。これにより、賃貸人は物件の価値を保護できます。
賃貸保証会社は賃貸人に対し補償をしますが、賃借人対しては補償した費用を請求することになりますので賃借人は「払わなくてよい」ことにはなりません。
賃借人にとってのメリット
賃貸保証会社を利用することには、以下のようなメリットがあります。
1.連帯保証人を付けずにお部屋を契約することが可能になる。
※審査の過程で連帯保証人をつけないといけない場合があります。
2.連帯保証人がいらない場合、連帯保証人の実印の押印や印鑑証明の提出がなくなり賃貸借契約の流れがスムーズになります。
賃借人にとってのデメリット
一方で、賃貸保証会社を利用することには以下のようなデメリットも存在します。
1.費用負担: 保証会社のサービスを利用するには一定の費用が必要です。これは保証料として賃貸人が賃貸契約締結時に一括で支払う場合や、初回に数万円と月額保証料を支払う必要がございます。
2.条件の厳格化: 賃貸保証会社が賃借人の補償を引き付けるか否かを審査いたしますので審査次第ではお部屋を借りれなくなる場合があります。
代表的な保証会社
日本国内では、以下のような代表的な保証会社が存在します。
・日本セーフティー
・全保連
・ジェイリース
これらの保証会社は、信頼性が高く多くの賃貸借契約で利用されています。
また、賃貸保証会社に対し悪質性の高い滞納などがあった場合には次回の入居審査に影響する場合がありますので注意が必要です。
これは同一の保証会社ではなくても賃貸保証会社が加入している保証協会にてデータとして登録され共有される場合があります。