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猿沢池の伝説「采女まつり」
|采女まつり
中秋の名月に猿沢池で行われる例祭。この祭事を見ようと全国各地から見物に来られます。2023年は池の周りを1列2列3列と多くの見物人が囲んでおられました。
企画部H.M
奈良県生まれ、奈良県育ち。不動産歴15年の賃貸営業を10余年してきたました。一人暮らしのお部屋探しから新婚様の同居部屋など数多くのお部屋探しをお手伝いさせていただきました。趣味としてカメラを3年前に始め奈良をはじめ、周辺の観光スポットなどを訪れております。
采女神社
采女神社(うねめじんじゃ)は、奈良県奈良市は猿沢池のほとりにある春日大社の末社で、奈良時代の宮廷で天皇に仕えた「采女」を祀っています。
采女とは、美貌と教養を兼ね備えた女性で、天皇に仕え、宮廷内で重要な役割を果たしていました。
采女神社に伝わる伝説によれば、ある采女が天皇の寵愛を失ったことに絶望し、奈良の猿沢池に身を投げて命を絶ったとされています。
この悲劇を慰めるために、采女を祀る神社が建てられました。
采女まつり
「采女まつり(うねめまつり)は、奈良県奈良市で毎年9月に開催される伝統的な祭りで、奈良時代の悲劇的な女性「采女」を偲ぶ神事です。
この祭りは、奈良市中心部にある猿沢池とその近くに位置する春日大社の末社、采女神社で行われ、奈良の歴史や伝統文化を体感できる代表的な行事のひとつです。
采女とは、奈良時代の宮中で天皇に仕えた女性を指し、美貌と教養を兼ね備えた女性たちが任命されていました。
伝説によれば、ある采女が天皇の寵愛を失ったことに絶望し、奈良の猿沢池に身を投げて命を絶ったと伝えられています。
采女まつりは、この悲劇的な出来事を受けて、采女の霊を慰めるために行われるようになりました。
この物語は、古代の宮廷文化の一面を垣間見ることができると同時に、人々の心の中に深く残っている歴史的な逸話でもあります。
采女まつりの中心的な儀式は、猿沢池で行われる「管絃船の儀」です。
この儀式では、選ばれた女性が美しい衣装をまとい、采女に扮して猿沢池を船で渡ります。船上では、雅楽が奏でられ、平安時代の宮廷文化を思わせる華やかな光景が広がります。
この儀式は、かつて天皇に仕えていた采女の悲劇を再現し、その霊を慰めることを目的としています。
管絃船は、雅やかな平安絵巻のような風景を演出し、夜の猿沢池の水面に映る提灯の灯りと相まって幻想的な雰囲気が漂います。
祭りに参加する人々や見物客にとって、この光景はまさに古代の奈良の美を感じさせるものです。
雅楽の調べと共に、船が静かに進む姿は、現代の忙しい生活の中で忘れがちな、日本の伝統美を思い出させてくれます。
開催地 | 奈良県奈良市(猿沢池周辺) | |
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交通 | 近鉄奈良線「近鉄奈良」駅徒歩8分 | |
駐車場 | なし(コインパーキング) | |
開催日 | 2024年9月16日(月)宵宮祭 | 2024年9月17日(火)例祭 ▶花扇奉納行列 17:00~ ▶例祭 18:00~ ▶管絃船の儀 19:00~ |
リンク | 奈良市観光協会公式HP |